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最初にデザインを選んで…

コラム〜名刺に未来はあるか?

[テーマ]

  万一名刺を切らしてしまったらどうするか?
  名刺に名前の英字表記は必要?
矢印名刺に未来はあるか?
  日本初の写真名刺を作ったのは坂本竜馬
  士業の方にふさわしい名刺
  嫌われる名刺・好かれる名刺
  良い名刺・悪い名刺1
  良い名刺・悪い名刺2

■これからの名刺はどうなるのでしょうか?

そんなことを考えているのは名刺屋さんくらいでしょうが、ときどき考えます。

ビジネスの栄枯盛衰は世の必定。石炭産業を持ち出すまでもなく、比較的最近では写真のプリントショップの激減ということがあります。

もちろん完全になくなることはないのでしょうが、例えば20年後のビジネスマンは名刺を使っているでしょうか?

なぜそんなことを心配するのかと言うと、名刺に書かれているのは文字が中心ということがあります。 文字というのはデータ化するのが簡単な情報だからです。

思えば本屋さんに行く回数は激減しました。 小説はまだしも、地図や辞書、観光などの情報は印刷された情報よりもネットから手に入れるほうが安く手軽です。

翻って名刺の情報と言えば、

会社名、名前、住所、電話番号、メールアドレス…。

メールを一回でももらえば、どれも末尾についてくる情報です。アドレス帳に保存しておけば済んでしまいます。

ああ、名刺ショップは風前の灯なのでしょうか…

しかし、しかしです。本についてですが、こんなことを書いている方がいました。(書き手不明)

「もしもコンピューターやインターネットの後に本が発明されたら、その便利さに爆発的にヒットしたに違いない」

なるほど、確かに本は便利です。印刷物には印刷物の便利さというものがありそうです。

そこでデジタルデータとしての名刺情報と印刷されたカードとしての名刺の良さを比べてみました。

○ データではなく、モノとしての役割を果たす。

○ 初対面の人と手を使って受け渡し、受け入れるという重要な儀式のための道具である。

○ 商談のとき机に置いて複数の人を確認することができる。

○ その人の個性を反映させることがしやすい。

などなど。

いかがでしょうか。もしかすると、携帯電話を向け合ってメルアドの交換で済ませる、という未来もあるかもしれませんが、なかなか名刺も捨てたものではありません。

特にこれからは、その会社や部署、個人の名刺に個性を持たせることが有効であるように思えます。

会社の名刺はCIなどの問題もありましょうが、個人の力、個性をアピールする名刺があっても良いと思うのです。 会社から支給される名刺のほかに、個人でも第二、第三の名刺をもって世を渡り歩く。

そんなマルチなビジネスマンが増えていって、名刺ショップも大繁盛して…

ちょっと虫が良すぎでしょうか。

(2011年10月)


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